cinema

2021-07-28

theAcconts_icatch

ユニークを受け入れられますか?

ザ・コンサルタント

今月おすすめしたい映画は、「ザ・コンサルタント」。

子供の頃はみんなと同じを求めて、大人になるとみんなと違うことを求める。

けれど、人間関係は今までとあまり変わらない。

自分の守備範囲外の性格の人が現れると途端に距離を取ってしまう。

距離を取ってしまうのは無知なだけ。知ることが大切なんです。

私の同僚の彼はテキパキと仕事をこなす。

周りがやりたがらないような難しい仕事に対しても、難なくこなす。

しかし、何かを発表したり説明する場では上手く話せない。

そのため、彼は周りから「無能」と評価されている。

とても厳しい世の中である。

みんなが出来ることが出来ないのは、果たして「無能」なのか?

あらすじ〜

自閉症の天才会計士クリスチャン・ウルフ(ベン・アフレック)は、大企業から収支の数字が合わないという事で財務調査の依頼を受ける。

しかしながら、クリスチャン・ウルフが不正を見つけたタイミングで突然契約が切られ、彼の周りに危険が迫る。

彼に仕事を依頼した企業の正体は一体なんなのか?

また、クリスチャン・ウルフには、腕利きの殺し屋という裏の顔もある。

なぜ、殺し屋も担っているのか?

そこには彼の辛い過去が関係しているのだが。。

〜キャストリー(キャストヒストリー)〜

主演を演じているのはベン・アフレック。

8歳の頃に出会った同じくハリウッド俳優のマット・デイモンと共に、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」の脚本を制作。この作品はアカデミー賞の最優秀脚本賞を受賞するなどし、二人を一躍有名にさせました。

その後、「アルマゲドン」や「アルゴ」など、俳優として、また監督として活躍。

そして、冷徹な役を演じることが多かったが、幼少期から好きだったという事で、アメコミのキャラクターも演じる。デアデビル。スーパーマン。バッドマンと3つのキャラクターを別々の映画で演じた唯一の俳優でもある。近年では数々の作品でバッドマンを演じることが多くなってきているので、バッドマンといえばベン・アフレックというイメージがついてきている。

「ザ・コンサルタント」の中でも、ベン・アフレックが演じるクリスチャン・ウルフは時折コミックを大切に扱う様子が描かれており、オマージュとまではいかないもののファンを楽しませる演出が含まれている。

2021年にも製作総指揮兼任をして演技を演じる作品が公開予定になっており、今後も演技だけでなく脚本でも楽しませてくれる俳優です。

※ベン・アフレック演じる最初のバッドマン
出典:ワーナー ブラザース 公式チャンネル

〜本作の見どころ〜

自閉症のクリスチャン・ウルフが本当はどう生きたいのかという本音が少しずつ垣間見える描写が見どころ。

自閉症のため他人の考えが理解できなかったり、やり始めた物事を途中で止めることが出来ないなど、他人から理解されない行動が原因で孤独に暮らしていた。

しかしながら、本当は他人の考えを理解したいし、誰かと一緒に居たいのであった。

そうしたクリスチャン・ウルフの気持ちの葛藤が描かれる描写に注目してみると、自分の他人に対しての接し方を見直すきっかけになるのではないでしょうか?

他人の理解できない行動に対して、距離を置いたり叱ったりするのではなく、少しでも理解できるところに目を向けたり、人の性格を少しでも理解しようとする事で、少しだけでも許せたりするのではないかと、この映画を見ると考えさせれます。

約2時間の映画ですが、アクションシーンも豊富なのと展開が早いので見やすい作品かと思います。

それでは来月もまた。

出典:ワーナー ブラザース 公式チャンネル

cinema

連載画像

休日に見たい映画

いろいろなサブスクが増えて、家でゆっくり映画を見ることが増えたこの頃。

一人で見たい、友達と見たい、恋人と見たい。

色んな映画を毎月1本以上紹介していくので、よかったら読んで見てください。

feature

MORE