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2021-07-21
![minnanopanya_sumnail](http://laluge-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/minnanopanya_sumnail.png)
クリームパン探訪#1〜山手線編〜
みんなのぱんや〜東京駅〜
今月から連載企画として、「クリームパン探訪」を開始します。
特定の路線を一駅ずつ進んでいき、一駅ずつクリームパンを食べるだけ。
まずは、東京の路線といえばということで、山手線の路線から始めようと思います。
見切り発車の企画ですが、何事もやってみないと分からないので、
マイペースに記事を書いていければと思います。
地方出身者の自分からすると、「東京駅」はどこか特別なものです。
中学生のとき、修学旅行で初めて東京に来ました。ベタな話ですが、前日はワクワクして寝れなかったですね。
新幹線で東京駅に近づくにつれてワクワクして口角が上がりっぱなしでした。
ホームにゆっくりと近づくにつれて窓にはピンク色の服を着た人が沢山いたので、「メイドさんがたくさんいる!! さすが東京だな〜」
と思ったんですが、新幹線が停車してよく見ると新幹線の清掃員でした笑
それくらい興奮してたって事です。
そんな思い出のある東京駅でクリームパンを探してきました。
〜どうしてクリームパンなのか?〜
今回どうしてクリームパンにしたかというと、クリームパンが好きだから。
味気ない理由なので、少しだけアレンジを加えてみます。
高校生の頃、好きだった子が居たんですけど、その子が昼休みに毎日クリームパンを食べていたんです。
「どうして毎日クリームパン食べてんの?」というのを口実に話しかけたんですね。
高校生のウブな自分は顔真っ赤にして聞くと、「好きだから。」の一言が返ってきたんですよ。
自分に対して好きだからって言われているみたいでドキドキしました。
そうして、その子を好きになるようにクリームパンを好きになっていったんです。
そんな淡い思い出のあるクリームパンが初めての連載企画にはぴったりだと思ったんです。。。。
〜みんなのぱんやー東京駅ー〜
東京駅の丸の内中央口を出て、左に進みハトバスの乗り場を越えていくと、
右手に三菱電機の本社ビルが見えてきます。地下1階を降りて飲食街の間をしばらく歩くと、
「からすのパン屋さん」という絵本を思い出させるような、かわいい字で「みんなのぱんや」の看板が見えてきます。
〜味の思い出ー安心感を感じるー〜
少し塩味のある生地と甘いクリームが安心感を感じるクリームパンでした。
海外から日本に帰国した時に、日本食を真っ先に食べるとやっぱり日本人なんだなと思った時に感じた感覚と似た感覚がありました。
![](http://laluge-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/minnanopanya_icatch-500x375.png)
みんなのぱんやについて調べてみると、渋谷と丸の内に店舗がある本場フランスのパンに拘った「VIRON(ヴィロン)」を運営する会社と同じでした。フランスと同じ硬度の水や小麦を使用しているVIRONと同じ会社が運営しているとは想像もできませんでした。
また、関西の方はどこかで目にしたことがある「白あん入りメロンパン」などで知られる「にしかわぱん」も同じ会社のようです。こちらはとてもしっくり来ました。
VIRONは本場フランスの製法などを忠実に再現したパン屋なのに対して、みんなのぱんやは、「にしかわぱん」の昔ながらの製法を再現したパン屋。
VIRONとは毛色の違うパン屋を運営するのは何故なのか。
「みんなのぱんや」を作った経緯は、簡単においしいパンを作ることができ、次々に新製品が発売されるのが主流になっている中、一つ一つのパンの美味しさを追求したいという思いがあるそうです。
〜まとめ〜
東京駅でクリームパンを売っているパン屋を探してみると、駅の地下街やデパ地下など、東京駅には多くのパン屋があることを知ることができました。
ご時世的に遠出はしにくくなっていますが、旅行や出張、仕事のお昼休憩にパン屋を巡ってみるのも面白いかもしれないと思いました。
また、パン屋についてここまで調べるのは初めてのことだったので、それも新鮮な経験でした。
作り手の思いを知ることで、クリームパンの後味に深味(深み)を感じるものでした。