AWAKE/アウェイク

2021年のアカデミー賞では、新型コロナの影響のため劇場上映が行えなかった作品も多く出たことを考慮し、配信映画も出品対象となった。

なので、2021年のアカデミー賞には多くのネットフリックス・オリジナル作品がノミネートされた。

話題の作品が数多くある中で、2021年6月9日（本記事は2021年6月15日に執筆）に配信開始されたSFスリラー映画AWAKE/アウェイクについての記事を書いていこうと思います。

〜あらすじ〜

元軍人のジル（ジーナ・ロドリゲス）は、地元の大学の警備員として働きながら、勤務先の大学の研究所からドラッグを盗み販売をしている。

祖母の家で暮らす息子のノア（ルシウス・ホヨス）と娘のマチルダ（アリアナ・グリーンブラット）を迎えに行った帰り道。突如として停電を起こしてしまう。

停電と同時に全人類が眠れなくなってしまうという睡眠障害を引き起こし一睡もできなくなってしまう。

解決方法が見つからないまま、いたずらに時間だけが過ぎていき、人々は記憶障害や幻覚を起こしパニック状態に陥ってしまう。

突如全人類にふりかかった睡眠障害が原因で”人類滅亡”へと導いてしまうのか？

〜キャストリー（キャストヒストリー）〜

主演のジーナ・ロドリゲスはドラマ「ジェーン・ザ・ヴァージン」で主演を演じ、ゴールデングローブ賞を受賞するなど、ハリウッド・リポーターによって「35歳未満のラテン系アメリカ人トップ35（2012年）」の一人にも選ばれた注目の女優です。

コメディ要素の強い「ジェーン・ザ・ヴァージン」のような作品から、「バーニング・オーシャン」や今回紹介している「AWAKE/アウェイク」のようなシリアスな作品まで、彼女の幅広い演技力には今後も色々な作品に登場するだろうと期待が高まります。

また、ヒスパニック奨学基金の理事を務め、自身のルーツが抱える問題にも向き合うなど、女優業以外の活動にも注目が集まります。

2013年に公開された「Filly Brown」という映画でラッパー役を演じたという事もありラップがとても上手です。

演技を学ぶために入学したニューヨーク大学では、ヒップホップコースを履修するなど役を演じる前から、ヒップホップには精通していたようです。ラッパーが本職なのかと思わせる程の実力を持っており、才能が爆発しています！

〜本作の見どころ〜

人間にとって必要な睡眠を制限された状況において、判断力の低下や身勝手な行動・奇行など、人間の醜い姿が描かれている一方で、極限状態の中でも家族を守るという家族愛が見どころ。

元薬物中毒という事もあり、子供たちとは一緒に生活してこなかったジルだったが、全世界を巻き込んだ停電をきっかけに子供たちと長い時間を過ごすことになる。

様々なトラブルが起きるのだが、子供たちを守ために必死に行動する姿は是非本編を見て確認して欲しいです。