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Food
2021-05-05
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ライスの甘さとルーの辛さがクセになる
ガヴィアル
またまた、神保町。
古本に心を踊らされる前にカレーを食べて栄養補給。
数あるカレー屋の中から紹介するのは、靖国通りと白山通りの交差点の角にある「ガヴィアル」。
古本にカレー。魅力が詰まった神保町。
ノスタルジックな雰囲気を味わいたい時は神保町を訪れる。
集英社や小学館など、多くの出版社の本社が集まる街で、古本屋が多くあるのは想像できるが、
一体なぜ、カレー屋がこんなにも多く集まるのか?
その謎を紐解きながら、ガヴィアルのカレーを食していく。
神保町駅を出て直ぐ、ガヴィアルに入店。
古本を楽しんだ後でもいいが、食欲には勝てない。
チーズカレーの大盛りを注文し店内を見渡すと、
本を片手にカレーを食べる人や、古本屋巡りの後だろうか、談笑しながらカレーを楽しむ人。各々のスタイルでカレーを食べている。
カレーが届くまでの間、神保町がカレーの街になった背景を調べてみる。
神保町がカレーの街になったのには諸説ある。
カレーの街になったルーツは江戸時代まで遡る。
江戸幕府が武士の教育機関として御茶ノ水に”昌平坂学問所”を創設。
そこから、時代は明治になり、昌平坂学問所は政府の管轄に。近代教育機関として東京大学やお茶ノ水女子大学が創設された。
そこで教育を受けた者たちによっていくつかの大学が御茶ノ水・神田に創設された。
当時は交通手段が発達していなかったこと、学者が御茶ノ水周辺に住んでいたこともなどもあり、御茶ノ水や神田に多くの大学が建った。
こうして御茶ノ水・神田は学生街となっていった。
ここまで、カレーの”カ”の字も出てきていないが、ようやくここからカレーが登場。
ある日、本を買いに御茶ノ水から神保町に来た学生がいました。
お目当ての本が見つかり、家に帰り早く読もうと思っていたが、
お腹が空いて動けなくなってしまったので、神保町でご飯屋さんを探しました。
買った本を片手に食べれるご飯は、、、カレーだ!
そんな具合で本とカレーの相性が良かったため多くのカレー屋が出店されました。めでたしめでたし。
三文芝居が終わったところで、注文していたカレーが届く。
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欧風カレー店でよくみる長方形の器に、魔法のランプのような容器にカレーが入っている。
ちなみに魔法のランプのことを”グレイビーボート”というらしい。
ライスにはチーズが混ぜ込まれてあるので、辛さの中にほんのり甘さがある。
額に汗を滲ませながらカレーを食べ進める。
このまま食べ切ってしまいたいところだが、少しのルーを残しておくのがおすすめ。
カレーと一緒に出されるジャガイモをルーに少しつけて食べると、
口の中の辛みが少し和らぐ。ジャガイモの可能性、恐るべし。
今回、神保町のカレーの名店”ガヴィアル”に行き、ふと気になったカレーの街”神保町”のルーツを調べたが、
結論、カレーには何でも合う。
今度行く時は、気になる本を購入してからカレーを食べに行こうかな。
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