cinema

2021-04-20

american_gangster_icacth

ハーレムでの生き方

アメリカン・ギャングスター

裏社会で成功を収めた男の成り上がり物語。

成功の裏には、ポリシーの強さが鍵になるが、、

この映画を見終わると何かやり遂げたくなるのでは?

1968年のニューヨークのハーレムの象徴的存在であったパンピーがこの世を去り、

パンピーにお世話になっていたデンゼル・ワシントン演じるフランク・ルーカスの物語。

当時のニューヨークは銃殺は日常茶飯事。ドラッグも蔓延していた。

そのハーレムでフランク・ルーカスは純度の高い麻薬「ブルーマジック」を密売し成功を収めた。

一方、酒浸りで離婚調停中のラッセル・クロー演じる警察官のリッチー・ロバーツは、

仕事に対して曲がったことが嫌いでプロ意識の高い男として描かれている。

映画のエンドロールでも出てくるのだが、

フランク・ルーカスの半生を描いたこの映画の制作をするにあたり、

当時の関係者などに話を聞いて行く中で、リッチーの存在を知り興味を持った製作陣が、

フランク・ルーカスとリッチー・ロバーツの両面で映画を制作することになったとのこと。

この映画の見どころは、フランク・ルーカスとリッチー・ロバーツの二人の目的を達成するための芯の強さではないか。

フランク・ルーカスはパンピーがこの世を去った後、他のギャングとのライバル争いで勝ち抜くために、

目立つことを嫌い、家族を仲間の一員に加えて情報が外に漏れないように徹底していた。

また、礼拝には必ず行くなど意志の強さがそういった部分からも見て取れる。

リッチー・ロバーツも、フランク・ルーカスの摘発のため、

警察官を辞め、弁護士になる道もあったが、彼らの悪を見て見ぬ振りをすることができず、

今の仕事をやり遂げてからと決めるところは、目的が違えど一種の堅気のようなものを感じる。

出典:movieclips

1つの物事をやり遂げる意志の強さが、何事にも大切なんだと感じた。

彼らには、出来なかったという道はなかった。

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